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2019.02.06

ヴィレッジセラーズ新着




銀座歌舞伎座横のヴィレッジセラーズで新着ワインの試飲会。おすすめは、
 
1 The Eyrie Vineyards Pinot Noir 2010

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言わずと知れたオレゴンピノの元祖にして頂点のひとつ。緊密で硬質なミネラルと気持ちよくタイトな酸味。冷涼な赤系果実の香り。そして自根ならではの垂直性。飲むほどにすごいワインなのだが、鬱陶しい自己主張もケバい高級感も皆無で、あくまで素朴。アルコールは11・5パーセントしかない。この古典的オレゴン美学が分からない人はオレゴンワインを飲まなくてよい。9000円。
 
2 The Eyrie Vineyards Trousseau 2016


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オレゴン初となるトルソー品種のワイン。これが2ヴィンテージめ、そして日本では初リリース。ダンディ・ヒルズならではのタイトな構造と垂直性。味にボケ滲みがないのに華やかに広がる空気感。エキゾチックな花とスパイスの香り。このジュラ品種の素晴らしさを、ジュラのワインよりも理解できるほど。ジュラと異なり泥臭さがないのに、ジュラと同じく実直で腰が座っている印象。6200円。
 
3 Koyle Cerro Basalto 2014

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チリ、コルチャグワの珍しい玄武岩土壌に植えられたムールヴェードル、グルナッシュ、カリニャン、シラーのブレンド。この地のローヌ品種ワインの出来は常に素晴らしいが、中でもこれは凝縮度の高さを保ちつつ軽やかな伸びときめ細かい質感とビビッドな酸を備えた秀逸な作品。なぜ今でもチリ=カベルネだと思うのか。前二者も玄武岩土壌であり、ある意味で香りもミネラル感も似ている。ほぼ無灌漑。ビオディナミ栽培。もちろん自根。4500円。
 
4 Teusner Gentleman Cabernet Sauvignon 2017

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南オーストラリア、バロッサのカベルネ。熟してなめらかな黒系果実風味。カベルネの構成の堅牢さがありつつゴツい粗さがない。バロッサ=ユーカリ的な香りに過剰な樽風味と思ってはいけない。それでもさすがバロッサらしい存在感と安定感は健在。無理ないつくりで味が整っている。よくこの低価格で出来るものだと思う高品質。高地と低地の畑のブレンド。低地は無灌漑。バロッサはシラーズが有名だが、実はカベルネがお買い得。家でステーキや焼肉を食べる時にこのワインがあれば間違いない。2500円。
 
5 Johan Vineyards Blaufrankisch 2014
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ビオディナミ生産者によるオレゴンのブラウフレンキッシュ。この品種のファンとしては、ついにアメリカでもオーストリア品種ワインか、と感慨深い。相当冷涼な風味。オレゴンに涼しさを求めるなら、多くのピノはもはや温暖味過ぎ。完成度はまだまだだが、当然ポテンシャルは充分。オレゴンの最先端に触れたい人にはおすすめ。4800円。

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